SMBCダイレクト暗証番号を再発行?
三井住友銀行を語る不審な電子メールが配信されている。同行を装い、暗証番号などの情報を盗み出そうとするものだ。
取引の有無にかかわらず配信されており、同行ではサイト上で注意を呼びかけている。
横行するフィッシング詐欺
今回の電子メールは、SMBCダイレクトの暗証番号を再発行するため、顧客情報を入力してほしい、とするもの。
メールには情報を入力するサイトのURLが添付されており、これをクリックすると、同行のサイトを模した偽のページが開く。ここに情報を打ち込むと、暗証番号などを盗まれてしまう仕組みだ。
同様の詐欺はフィッシング詐欺(phishing)と呼ばれる。もともとは被害者をつり上げることからFishingと呼ばれていたが、偽造手口があまりに洗練(sophisticated)されているため、この名前がついた。
近年流行しており、マスターカードを語るフィッシング詐欺は今年に入ってすでに6回を数えるという。
無視するのが最良の対策
フィッシングサイトは、非常に巧妙に作られているため、パソコンにあまり詳しくない人が見分けるのは困難だ。
今回、三井住友銀行を語るメールは、件名が
「三井住友銀行ご利用のお客様へ」などになっているという。
三井住友銀行では、こういったメールが届いた場合の対処法を下記のように紹介している。
電子メールの開封や、発信元への返信は行わずに削除すること
メールを開いても、添付ファイルや記載のURLをクリックしない
万が一、リンク先や起動した添付ファイルにパスワードなどを入力した場合は、速やかに第一暗証を変更の上、第二暗証の再発行を行うこと
◆三井住友銀行
http://www.smbc.co.jp/security/index.html