NKSJホールディングスが国内最大手に
21日、損害保険3大グループの一つNKSJホールディングスは記者会見を開き、傘下の損保ジャパンと日本興亜損害保険の合併を検討する、と発表した。
両社の本社機能と国内外の営業拠点を統合。2014年度からは支払いシステムや採用も統一する。
実現すれば、売り上げにあたる「正味収入保険料」で第一位の東京海上日動火災保険を抜き、国内第一位となる。
自動車保険、震災の支払いで収益悪化
大手損保では、コスト削減に向けた動きが活発化している。背景には、収益の悪化がある。
東日本大震災により、企業向けの支払いが急増。また主力商品である自動車保険も、高齢ドライバーの事故増加などによりコスト負担が重くなっている。
NKSJホールディングスでは、合併により2015年度には2010年に比べ600億円の経費削減効果を見込む。
◆NKSJホールディングス
http://www.nksj-hd.com/