脱原発、5万人の大集会目指す
作家の
大江健三郎氏、音楽家の
坂本龍一氏らが、
脱原発を訴える
1000万人分の署名を集める運動「
さようなら原発1000万人アクション」を展開している。6日には記者会見を開き、
脱原発よりも経済重視の姿勢を示す
野田新首相に対して憂慮を示すとともに、来る
19日に行われる、5万人の参加者を目指す大集会「
さようなら原発 5万人集会」への参加を呼びかけた。
「
さようなら原発 5万人集会」の概要は以下の通り。
・9月19日 明治公園
・13:00〜ライブ、13:30〜集会、14:15〜パレード
※パレードは3コースに分かれる。いずれも明治公園をスタート、終点・代々木公園などを目指す。
集会では、以下の3点を訴えるとしている。
・新規原発建設計画の中止
・浜岡からはじまる既存原発の計画的廃止
・もっとも危険なプルトニウムを利用する「もんじゅ」、「再処理工場」の廃棄
海外からも期待
この集会に対しては、思想家
ノーム・チョムスキー氏らアメリカの知識人からも連帯メッセージが寄せられている。そこには、
(福島第一原発事故は)原子力による危険から社会を守るためには市民の警戒が重要だということを、あらためて示しました
と記され、さらに、集会が日本だけではなく世界に「
力強く前向きな影響(impact)」を与えるよう、期待が寄せられている。
この運動の呼びかけ人のひとりジャーナリスト・
鎌田慧氏は、ヨーロッパでは
20万人、30万人規模の
脱原発集会が開かれるのに対し、当事国であるはずの日本で、そのような大規模な集会が開かれないのは恥ずかしいと語り、19日の「
さようなら原発 5万人集会」にはなんとしても
5万人を集めたいと決意を語っている。
・「
さようなら原発1000万人アクション」呼びかけ人
内橋克人、大江健三郎、落合恵子、鎌田慧、坂本龍一、澤地久枝、瀬戸内寂聴、辻井喬、鶴見俊輔(敬称略)
・
脱原発署名は、「
さようなら原発1000万人アクション」の公式サイトでも可能だが(下部にリンク)、サイトから署名用紙をダウンロード、自著署名の上、郵送することが推奨されている。
さようなら原発1000万人アクションチラシ(PDF)
「さようなら原発 脱原発・持続可能で平和な社会をめざそう」「
さようなら原発1000万人アクション」9月6日の記者会見