ファンの期待を裏切った発表
5日、ゲームソフト「ドラゴンクエストX」の概要が販売元の株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスから発表された。
満を持しての発表だったが、直後から同社の株は急落。翌6日も下落は続き、5日の終値に比べ、1割近い下落幅となった。
「ドラクエX」がWiiおよびWiiUをプラットフォームとしたこと。オンラインゲームであったことがファンの失望を招き、期待通りに売れない、と予想されたため。
オンラインで成功すれば税収減?
ネット上でも今回の発表について否定的な声が高い。特に注目すべきは「廃人が有利」とする声。
表現には難があるが、仕事を持たず、オンラインゲームにかかり切りになれるプレーヤーはキャラクターのレベルアップが速いため、ゲーム上で有利に遊べる、ということ。
こういった人口が増えれば、職業経験が少なく、税金を支払わない層が増加することになる。
2010年に同社が発売した「ファイナルファンタジー14」は、やはりオンラインゲームだったが、人気が出なかった。プレイ人口があまりに少ないため、仮想世界が過疎化している、といわれている。
株価やネット上の声からは、幸いにも同様の失敗作になるものと見られる。
◆株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
http://www.square-enix.com/jpn/index.html◆Yahoo!ファイナンス
スクウェア・エニックス・ホールディングス株価http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/history/?code=9684.T