無償化されない苦痛は年間11万8800円
東京朝鮮中高級学校の生徒20人が国家賠償訴訟を起こすことを25日、支援団体が発表した
高校の授業料が無償化されないことで、「精神的苦痛」をこうむったとして、9月上旬にも提訴するという。請求額は1人あたり、年間11万8800円。
愛知や大阪、神奈川でも同じような訴訟準備が進められている。
License Some rights reserved by Wootang01 民主党は無償化する予定だったが
法律的に各種学校と認定されている朝鮮学校だが、政治家を巻き込んだ活動により、多くの地方自治体から補助金を獲得している。
高校無償化に際しても、民主党政府はこれを適用し、補助金を支給する予定だった。
もともと公立学校以外への財政的支援は憲法89条で禁じられている。このため私学への助成にあたっては、「公の支配のもとにある」というギミックを用いているのが現状。
北朝鮮の支配下にある朝鮮学校は文部科学省が定めるカリキュラムを満たしていない。「公の支配」に属さないことから、補助金の支給はできない、というのが一般的な解釈だ。
これに対し、民主党、国民新党、社民党、公明党、日本共産党は「支給すべき」という立場で一致。自民党は反対の立場をとっている。
2010年4月から朝鮮学校も無償化されたが、11月に発生した北朝鮮の韓国への砲撃を機に適用手続きが中断された。
国税をどう使うべきか、場当たり的な対応ではなく、国益を基準に論理的で冷静な判断を求めたいものだ。
◆朝鮮学校 wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/朝鮮学校#.E6.95.99.E8.82.B2.E6.96.BD.E8.A8.AD.E3.81.A8.E3.81.97.E3.81.A6.E3.81.AE.E4.BD.8D.E7.BD.AE.E3.81.A5.E3.81.91◆東京朝鮮中高級学校
http://www.t-korean.ed.jp/