社団法人日本プロモーショナル・マーケティング協会は、購買時の「不安とためらい」が、購買行動にどのように影響するのかについて、2010年6月に調査し、その結果を公表した。
対象は、延べ11,755人の売場立寄り客。
調査結果によると、売場では、32.3%が「不安・ためらい」を感じている。
また、「不安」を持ち、購買しなかった割合は、48.5%にのぼっている。
特に、「トライアル購買」では、「不安・ためらい」が、購買に大きく影響しており、除去することで、39%から44%の購買効果が見込めるとのこと。
なお、調査結果の詳細は、「買い場での『不安・ためらい』データスライド」としてまとめられ、同協会から申込者に配付される。
対人販売の場面で、購買時の不安やためらいを和らげるものに実演販売がある。実演販売のポイントは、まず通行人を立ち止まらせる。次に、言葉のやり取りをする。財布を開いた時点で売る側の勝ち。一人が立ち止まれば、二人三人と人だかりができるようになり、一人が財布を開けば、我先にと売れてゆく。魔術のような鮮やかさをどう取り入れるか、ネットを通したプロモーションが見習う点は多い。
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