イギリスはネット規制で東西の架け橋に?
英国のネット情報サイト「Zero Paid」は先週、英国首相のインターネット規制発言について、中国から賞賛の声が寄せられたことを伝えた。
暴動に悩まされる英国では、鎮圧が大きな課題となっている。暴徒たちの多くがブラック・ベリーの通信機能を利用して情報のやりとりをしていることから、キャメロン英首相は「暴力行為を扇動する目的で利用されているソーシャルメディアを停止したい」と発言。
これに対して、中国の国営メディア「環球時報」が擁護する記事を掲載した。環球時報では、米・英のメディアはこれまで言論の自由を制限することについて、発展途上国を批判してきた、と指摘。今回の取り組みは、インターネットの規制について、将来的に東西の意見をすり合わせるチャンスになるだろう、と述べた。
またネット規制に反対する国内勢力に対しても、この騒動を参考に、「もう一度考え直すべき」とした。
中国人と英国人は意外に似ている?
「紳士の国」と呼ばれる英国とマナー面での問題が国内でも指摘される中国人には、実は共通点が多い。
2008年に英国のテレビ局ITVが英国民2800人を対象に行った調査では、86%が最近10年で英国人のマナーが悪化した、と答えた。
英国人の悪習ワースト10には「ところかまわず痰を吐く(27.6%)」や「列に割り込む(13.3%)」など中国人の悪習とされる項目が並んだ。
市民のマナーが同等だとすると、暴動を起こせる自由がある分、英国の方が危険度が高い、と言えるかもしれない。
英国への旅行検討している方は、保険をチェックすべきだろう。
◆Zero Paid
http://www.zeropaid.com/news/95119/uk-pms-internet-censorship-insinuation-receives-praise-from-china/◆iza B版
http://www.iza.ne.jp/beijing/china/014.html