メルケル独首相の思い、届くか
10月27日、メルケル首相がYouTubeの政府チャンネルで、ユーザーの質問に応答すると、当ネット選挙ドットコムでお伝えした。10月19日から募られた質問は、1800以上にもおよび、第一回目の応答インタビューは、予定通り11月18日に公開された。
18日のプレミアでメルケル首相は、年金制度の安定について表明し、議員の減給規定と間接的民主主義のシステムについて弁護した。さらに、国民と一線を置くという疑惑に対し反論した。
この新しい政府チャンネルを通し、私が何を思い、考え、どのように論証するか、国民が自分で判断できる可能性を広げたのではないか。
と、メルケル首相は語った。
国民の関心は?
チャンネルの中で、高く評価された10の質問に対し、3回に分けて応答していく。ユーザーによって1位に選ばれた質問は、マリファナの合法化についてだった。ただ、メルケル首相はこの質問に、今のところ答える予定はない。
選ばれた10の質問の中に、ユーロ危機に関しての質問はなかった。その代わり、色鉛筆とおむつへの税負担の軽減、政党への献金、年金、議員の収入についての質問が多数を占めた。
多くの質問には国民の政治家に対する不満が端々にみられた。ある質問者は次のように語った。
首相にとって、これらの質問は、単に耳から入ってまた反対側から出て行くだけだろう。
それに対し、メルケル首相は“悲観的”と反論した。
私は、情熱をもった政治家である。どの質問も興味深く、ユーザーが期待しているように、質問には真実どおりに答えるつもりである。
フォークス誌(Focus Online)ドイツ連邦政府、Twitterの次はYouTube!!