世界三大デザイン賞の一つ、レッドドット・デザイン賞
日本の眼科医療メーカーが作った眼科の検査機械が、ドイツの「2011年 レッドドット・デザイン賞」を受賞したことが明らかになった。受賞したのは、蒲郡市拾石町の眼科医療機器メーカー「ニデック」社の検眼器「オートレンズメーターLM-1800PD」。
レッドドット・デザイン賞は、ドイツのiF・アメリカのInternational Design Excellence Awardsと並び称される、世界三大デザイン賞の一つ。1954年から、ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンターが毎年選定し、革新性・機能性・人間工学・エコロジー・耐久性などで優れた、過去2年以内に製品化されたデザインに贈られる。
今回受賞した検眼機は、世界60カ国、1,700の企業、4,433の製品からプロダクトデザイン部門の賞に選ばれた。
人に優しい医療機器を目指して
オートレンズメーターLM-1800PDは、今年2月に発売された、眼科・眼鏡店などでメガネレンズの度数や乱視軸などを測定する機械。性能の向上ももちろんだが、外観についても、「正面から見ると落ち着いた上品な印象、側面からは躍動的で精悍な印象を与えるフォルム」となることを意識してデザインされている。
同社は、企業スローガンとして“THE ART OF EYE CARE”を採用しており、機能面・外観面にこだわった製品開発を続けてきたことが、今回の受賞につながったという。医療の現場でも、人に優しい製品が重視されていることが明らかになった一例だ。
株式会社ニデックレッドドット・デザイン賞