ブライダル業界が連携して沖縄をPR
4月12日、沖縄県内のブライダル事業者らでつくる「沖縄リゾートウエディング協会」が発足した。海外市場との競争激化や、東日本大震災の影響で挙式件数が減少傾向にあるため、ブライダル業界が一体となって集客力の向上や沖縄リゾートウエディングのブランド構築を行っていく。
沖縄県では1990年以降のリゾートウエディングの人気で、年間約8000組のカップルが沖縄で挙式を行っていた。リゾートウエディングの挙式件数は2008年の9001組をピークに、2009年8046組、2010年8189組となっている。今年は、3月11日の東日本大震災発生後にキャンセルが相次いでいる。
挙式件数の増加を狙う
那覇市では、設立総会が開催され、ブライダル企業や県内ホテル、レストランなど40社69人が参加した。協会への加盟を呼び掛け、連携して誘客活動の促進を行う。現在、協会に参加している企業は、「ブライダルハウスチュチュ沖縄」「沖縄ワタナベウェディング」「千代田ブライダルハウス」「アンドゥフィーウェデング」「ビックブライダル」の5社。
同協会では、「沖縄リゾートウエディングの日」の制定・挙式件数の統計調査・国内外の誘客プロモーションの展開などに取り組む。国内外旅行社の招聘(しょうへい)や、販売説明会の開催なども検討している。10年後には、年間挙式件数2万組、来県者44万人、県内消費額296億円を目指す。
ブライダル事業者が連携して集客などに取り組む協会の設立は全国で初めてだという。これまでは沖縄県や沖縄観光コンベンションビューローが全体の集客やプロモーションを展開してきたが、今回の協会の設立により、ブライダル業界の動きを活発化させる狙いもある。
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http://www.resortwedding.net/okinawa/index.php沖縄タイムス
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-04-13_16594/