震災にかこつけた悪質なウィルス
3月11日に発生した東日本大震災に関連した災害情報と偽ったウィルスメールが横行しています。災害情報や、原発事故に関連する情報、停電についてなどは、現時点で誰もが関心のある事項です。
政府機関や災害対策に関係ありそうな組織名やメールアドレスを詐称し、マイクロソフトワードやエクセルファイルなどの見慣れたファイルを添付し、添付ファイルを開くと、パソコンがコンピュータウイルスに感染するという悪質なものです。
こんなメールに注意
独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」が発表したところによれば、下記のような表題のメールが確認されています。
・被災者の皆様、とくにお子さんをお持ちの被災者の皆様へ
・被ばくに対する防護対策について
・全国へ計画停電のお知らせについて
・福島原発最新状況
また添付されているファイル名は、
・放射線被ばくに関する基礎知識 第 1 報.doc
・mSv(ミリシーベルト)で示した図解.doc
・放射能が関東の人間に与える影響.doc
・福島原発.doc
・3月30日放射線量の状況.doc
・避難場所一覧表.xls
・安定ヨウ素剤の服用量及び服用方法.xls
いかにも、今知りたい情報だと思わせるものばかりです。
本文も念入り
メール本文には、詐称された組織のウェブサイトで公開されている日本語の文章をそのままコピーされていて、これを見る限りは、本物かと誤解してしまっても不思議ではありません。とにかく安易に添付ファイルを開かないという心構えが必要でしょう。
情報処理推進機構 災害情報を装った日本語のウイルスメールについて
http://www.ipa.go.jp/security/topics/alert20110404.html