酸素が止まる・・・
2011年4月3日、北海道帯広市にある“帯広厚生病院”7階精神病棟で、91歳の男性入院患者の携帯用酸素吸入器バルブが閉じられているのが発見され、看護師が慌ててバルブを開くという事態がありました。
3月・4月と連続で発生
約2週間前に同病院に入院した男性患者は、精神疾患と肺の病気があったため酸素吸入の処置がとられていました。病室の壁から鼻へと酸素を送る装置から、携帯用の酸素ボンベに看護師が切り替えたのが4月3日の午後0時ごろ。その後、7階ホールで男性が他の入院患者とともに食事をしている時に、別の看護師が男性の酸素ボンベの酸素流入量が下がっているのを発見したとのこと。
男性は発見が早かったこともあり、無事。しかし同病院では約1ヶ月前の2011年3月7日にも、同じ精神科病棟に入院していた59歳女性入院患者の酸素マスクに酸素が送られず、低酸素脳症で死亡しています。
道警帯広署は3月のこともふくめ、事件と事故の両面で関係者から事情を聞き、捜査をすすめているそうです。

YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/
20110404-OYT1T00063.htm帯広厚生病院
http://www.ja-hokkaidoukouseiren.or.jp/byouin/obihiro/