かつて森は「楽園」だった
グリムやアンデルセン童話、アンリ・ルソーの絵画、アール・ヌーヴォーの装飾…。古来より、人々は森に「楽園」や「郷愁」のイメージを重ね、多くの文化・芸術を残してきました。
港区の東京都庭園美術館では、人間と森の関わりをテーマにした企画展「森と芸術 -私たちの中にひそむ森の記憶-」を4月16日(土)から7月3日(日)開催します。静かな“都心の森”の美術館で開催されるメルヘンあふれる展覧会です。
グリム・アンデルセン童話からアンリ・ルソーまで
かつて、人は森に住み、その恵を糧にして暮らしてきました。文明を築き、森を離れて暮らすようになってからも、人々は森の“楽園”への思いと、ノスタルジアを抱きつつけてきました。各地の残る神話や民話、装飾、そして絵画など芸術作品にその一端が垣間見らます。
この展覧会では、アール・ヌーヴォーのガラス器や、グリム・アンデルセン童話の挿絵、各時代の風景画や、アンリ・ルソーの楽園図、ゴーギャンの描いた森を通して、私たちが心のそこにひそむ「森の記憶」を呼び覚ます展示となっております。すてきな幻想とメルヘンに出会う展覧会です。
「森と芸術 -私たちの中にひそむ森の記憶-」展
東京都庭園美術館
東京都港区白金台5-21-9
03-3443-0201
開催期間/4月16日(土)~7月3日(日)
開館時間/10:00~17:00
※入館は16:30まで
休館日/第2・第4水曜日
料金/1000円
※3月11日に発生しました東北地方太平洋沖地震の影響および節電対策により、開館時間の短縮を行っています。
3月28日(月)以降の開館時間は、通常より1時間短い10:00~17:00迄です。
森と芸術 -私たちの中にひそむ森の記憶-
http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/mori/index.html東京都庭園美術館
http://www.teien-art-museum.ne.jp/index.html