共同購入の市場規模、138%成長して27億ドルに
2年前に突如登場した共同購入サービスは、今もなお勢いが衰えることなく急成長を続けている。
共同購入情報のアグレゲータであるLocal Offer Networkが報告した最新のレポートによれば、アメリカにおける昨年の共同購入の市場規模は11億ドルだったが、2011年にはすでに138%成長して27億ドルに上るという。
米Groupon、その存在の大きさ
調査報告では、米Groupon1社だけでも、昨年の7億6000万ドルから40億ドルに急成長する見込みだという(全世界ベース)。この報告から、今年のアメリカの共同購入市場全体売上予測の50%から 75%をGrouponが占めることになり、市場におけるGrouponの存在の大きさが分かる結果となった。
しかし、 LivingSocialやGilt GroupeのようなGroupon以外のサービスも巨大なサービスであることに変わりはない。LocalOffer Networkは2010年1月以来、アメリカ322カ所の共同購入サイトで9万件に上るセールスをモニタしている。
2011年の第1四半期には新しい共同購入サイトが117も誕生しており、同業界の参入者は前年同期比で2倍に増加。このうち生存率は75%程度だという。要するに多くの企業が参入を果たしてはいるものの、そのうちの25%は倒産、買収、休眠状態に陥っているという。
サイトに掲載されているクーポン数も急上昇中だ。カテゴリー別に見ると、トップは食料・飲料(27%)で、以下、美容、スパ、マッサージ(19%)、フィットネス・健康(7%)、スポート・レクリエーション(7%)、日用品・サービス(5%)など。都市別のトップはGroupon本社もあるシカゴで、以下、ニューヨーク、サンフランシスコ、ボストン、ロサンゼルスとなっている。
Local Offer Network
http://www.localoffernetwork.com/