白洲正子が出会った寺社の名宝120点を展示
独自の美意識で、“日本の美”題材にした名著作を数多く残した随筆家・白洲正子。戦後は日本各地の神社、仏閣をめぐり、知られざる神仏像を取り上げた、紀行文の名作でも知られています。
昨年2010年は白洲正子の生誕100年にあたる記念すべき年でした。東京の世田谷美術館では、開館25周年を記念して。白洲正子の著作で取り上げられた、神仏像などの文化財を紹介する企画展「白洲正子 神と仏、自然への祈り」展を3月19日(土)から5月8日(日)まで好評開催中です。
白洲正子の名紀行文と神仏を体感
樺山伯爵家に生まれ、幼少時より、能などの伝統文化に親しんでいた白洲正子は、1953年に、能面を求めて日本各地を旅したことをきっかけに、各地の寺社を訪れ、その歴史と独自の美意識に基づいて、神仏像を紹介する紀行文の発表します。
この展覧会では、白洲正子が旅先で出会った神仏像を、その著作と関連付けながら紹介します。国宝「家津美御子大神坐像」など、総数120点の国宝や重要文化財、秘仏を展示。白洲正子ならではの自然観と美意識、そして神や仏への“思い”を体感する展覧会です。
「白洲正子 神と仏、自然への祈り」
世田谷美術館開館 1階展示室
東京都世田谷区砧公園1-2
03-3415-6011
開催期間/3月19日~5月8日
開館時間/10:00~18:00
※入場は閉館の30分前まで
休館日/月曜日
観覧料/一般 1,200円
世田谷美術館「白洲正子 神と仏、自然への祈り」
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html