格安で太陽光発電が導入できる!
電子部品製造のKFE JAPAN株式会社は、6月1日から卓上サイズの太陽光発電・蓄電システム「Mobile Solar電力供給システム」(希望小売価格:税込157,500円)を発売する。
従来、太陽光発電を導入するためには、高いコストが必要とされてきた。年々安価になり、国や自治体からの補助が受けられるとはいえ、200万円程度の費用負担は必須であり、このコストが普及を妨げてきた。
今回発売されたシステムは、16万円以下で導入できるのが魅力。発電量に限りがあるとはいえ、今夏予想される電力不足に対して、安心感を与えてくれるアイテムだ。
自然エネルギーへの転換は家庭から
世界中で太陽光発電の導入が進む中、欧州に比べアジア地域では普及が進んでいない。国別の太陽光発電量では、1位のドイツが6~7GWp(ギガワットピーク)、2位のイタリアが2~3GWpなのに対し、中国は0.4~0.6GWp。日本は0.95GWpにすぎない。
これまで地球温暖化対策の一環として注目されてきた太陽光発電だが、国内では東日本大震災の影響を受け、「家庭で発電して、電気を確保したい」という動機からも、人気が高まっている。
折りたたみ可能、蓄電も
「Mobile Solar電力供給システム」は、554mm×479mmのパネル二枚を折り畳むことができる。取っ手もついており、持ち運びも簡単だ。
発電量は30w程度。鉛電池に蓄電できるので、日が落ちてからも電気を使用することができる。20wのLED電球を約9時間点灯させられるという。
直流電流のため、一般的な家電製品に用いる際には、交流電気に変換する装置が別途必要になる。
著:ハッピーライフエンド編集長 谷垣吉彦
◆KFE JAPAN株式会社