今期のコウナゴ漁断念
4月30日、茨城県漁業関係東北関東大震災対策本部はコウナゴ(イカナゴの稚魚)漁の今期終了を決定した。
同震災対策本部は茨城県の自粛要請を受け操業を見合わせていた。
基準超えるヨウ素検出
4月12日、茨城県は北茨城市沖で採取したコウナゴから1kg当たり2300ベクレルの放射性ヨウ素、1kg当たり420ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。また30日、同県は北茨城市沖で採取したコウナゴから再び基準値の2.8倍のセシウムを検出したと発表した。
ちなみに食品衛生法の暫定基準値は放射性ヨウ素は1kg当たり2000ベクレル、放射性セシウムは1kg当たり500ベクレル。
同震災対策本部はこれらの発表をうけ北茨城市沖で漁の再開が見込めないと判断した。
コウナゴ漁は例年3月から6月中旬まで操業。シラス漁は5月上旬から出漁する。
茨城新聞ニュース
http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=13041742337981