九州で大雨
20日、気象庁は20日から21日朝にかけ九州から四国で非常に激しい雨が続くとして土砂災害や河川の増水などに警戒を呼び掛けた。これは活発な梅雨前線の影響。
前線が華中から九州を通って本州南岸に停滞しており前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため前線活動が活発
になっている。
21日18時までの24時間に予想される雨量はいずれも多い所で150ミリ(九州南部、四国地方、近畿地方)、80ミリ(東海地方)の見込み。東北地方でも21日は局地的に激しい雨になる見込み。「非常に激しい雨」とは滝のように降る雨。1時間の雨量が50ミリ以上80ミリ未満の雨。
10日で年間降雨量の半分が降った
九州・四国地方では活発な梅雨前線の影響で16日から大雨がつづいている。特に九州地方でこの10日に降った雨の量は約1200ミリ。これは九州地方の年間の降雨量の約半分にあたる。同地方では年間の降雨量の半分にあたる量の雨がわずか10日の間に降った事になる。16日には同地方で断続的に激しい雨を記録、以降大雨がつづき20日には新燃岳で避難勧告がでた。20日現在西日本と東日本の太平洋側の地域では雨が降っている。
以下気象庁の発表「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」より引用。
九州では、九州南部を中心に20日夜遅くにかけて、雷を伴い1時間に40ら50ミリの非常に激しい雨の降るおそれがあります。その後、雨は小康状態となる見込みですが、6月10日からの雨量が1000ミリを超えている所があるなど、地盤が非常に緩んでいます。引き続き、土砂災害に最大級に警戒し、低地の浸水、河川の増水やはん濫に注意して下さい。
集中豪雨
集中豪雨とは短時間に狭い範囲で集中して降る大雨の事。集中豪雨は大気の不安定な状態が続くと次々と雷雲が発生することなどで起きる。
集中豪雨で重要なのはおきたら素早く行動する事。家屋の浸水、道路の冠水などがおきる事もある。目安としては1時間に30mm以上の雨が降ると道路が川のようになる。また地下街や地下室には水が流れ込む事もある。集中豪雨が起きると河川が増水したり、氾濫したりする。土砂崩れやがけ崩れが発生したりする。日頃からの備えも重要。気象情報を入手できる環境を日頃からつくり危険を感じたら速やかに避難する。
Yahoo!ニュース
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/typhoons/気象情報
http://www.jma.go.jp/jma/index.html