出処進退を明らかにして
菅総理は年頭の記者会見で政治と金の問題に触れ、国民から不信の念をもって見られており、この問題にけじめをつける年にしたいと発言し、小沢氏に対して強い意思を持って対処する姿勢を見せた。
テレ朝NEWSによると
(小沢元代表に対して)起訴が実際に行われた時には、(小沢氏は)やはり政治家としての出処進退を明らかにして、裁判に専念されるのであればそうされるべきだ
としている。
強制起訴された場合には、小沢氏自身が自発的に進退を明らかにすべきとの見解を示し、これまでの発言から離党を暗に促していると見られる。あくまで小沢氏本人の意志を優先する意向だが、本人が離党しない場合には除名を含めた処分も予想される。
菅総理は、会見で述べているように政治と金の問題にけじめをつける年にしたい思惑だが、小沢氏へのけじめはそのまま党内分裂を引き起こすことが容易に想像され、政治と金の問題のけじめイコール安定した政権運営とはいかないようだ。
テレ朝NEWS「“対小沢氏”で戦闘モード 起訴時の議員辞職促す」
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210104010.html民主党「菅総理、「国民の生活が第一。」の政治で、国会運営などの取り組みに全力を注ぐ決意を表明 年頭記者会見その2」
http://www.dpj.or.jp/news/?num=19548