15分間の大演説
15日の会見で、首相がリーダーシップを発揮した事案について記者に質問され、即答できなかった仙谷官房長官は、16日の会見で首相がリーダーシップを発揮した事案について26項目を挙げ15分にわたり演説を行いました。
国の出先機関の事務・権限の整理、縮小と一括交付金は高い評価を受けており、国の形を変える大きなものであると仙谷官房長官は強調しました。
さらに、「新しい公共」に関して、税制改正によってNPO等への寄付を50%税額控除する市民公益税を創設したことを挙げ、「これよって仮に1兆円が税額控除される事態となれば日本は確実に変わる」としました。
民主党によると、他の主な項目は次の通り。
沖縄訪問、諫早湾干拓潮受け堤防排水門の開門調査、法人税減税5%、三段構えの景気対策、新成長戦略実現会議の設置、「社会保障改革の推進について」の閣議決定、口蹄疫への資源投入と封じ込め成功、新卒者の雇用・就職支援、硫黄島の遺骨収集、待機児童対策、羽田のオープンスカイ、韓国併合100年の総理談話、横浜ビジョン、TPPの検討と食と 農林漁業再生推進本部設置、生物多様性名古屋会議の成功、アフガン支援、イランへの効果的な制裁。
と26項目について、首相のリーダーシップによって実現したとされるものが発表されました。
口蹄疫問題や景気対策など、政府として対処するのが当たり前のものから、菅首相以前から政策として実行さえてきたのものなど、果たして首相のリーダーシップと言えるのか疑問な項目が多く見受けられます。
民主党「【今日の官邸】菅総理(代表)記者ぶらさがり、仙谷官房長官会見」
http://www.dpj.or.jp/news/?num=19500