日系企業初、タイの共同購入クーポン事業に参入
株式会社オクルコムは12月9日、現地法人をタイの首都バンコク市に設立し、共同購入クーポンサイト「CouCafe」の運営を年内にも開始すると発表した。国内でのシステム開発実績とタイでの営業ネットワークを活かし運営していく。
会社名は「CouCafe Co., Ltd.」で、11月22日に資本金200万バーツ(約555万円)で設立。主要株主は株式会社オクルコムを筆頭に、日本/タイの個人が数名となっている。
圧倒的多数に利用されるFacebookをプロモーションに活用
タイでは、ネットユーザーがTwitterよりもFacebookを圧倒的に利用していることを背景に(人口当りの普及率は10.14%)、プロモーションにはFacebookを主に活用していく。
現在、Facebook上でiPhone4プレゼントの紹介キャンペーンが行われており、1週間で約2,000人が「いいね!」ボタンを押している状態だ。
「CouCafe」はタイ語、英語、日本語に対応しており、新中間層とよばれるタイの市民をメインターゲットに、現地日本人やその他の外国人の利用を見込み、サービス開始から半年で月商1,000万円を目指す。
なお、タイにおいて共同購入クーポンサイト事業を開始するのは、「CouCafe」が4番目。現在タイ国内でNo.1の共同購入クーポンサイトは、フィリピンでも展開している「Ensogo」(月商約2,000万円)となっており、「Ensogo」にどれだけ追いつけるかが課題となりそうだ。
今後さらに共同購入クーポンサイトのオープンが熱を帯びそうなタイ。オクルコム以外の日系企業も開設の準備を進めているという。タイで、どれだけ成功を収めることが出来るか。注目したい。
CouCafe/CouCafe Co., Ltd.
http://coucafe.com/株式会社オクルコム
http://www.oclcom.com/