普天間問題解決にむけて直接対話へ
管首相は、来週中にも沖縄を訪問し、普天間基地の移設問題などについて、直接、沖縄側と意見交換する方針で最終調整に入った。
これを受けて、福山哲郎、滝野欣弥両官房副長官は13日に沖縄を訪問し、再選を果たした仲井真弘多知事と訪問日程について最終的な調整をする。
首相みずから年内に沖縄を訪問することで、こう着状態にある普天間問題の解決に向け進めたい考えで、政府側は17日、18日の日程で、首相の沖縄訪問を打診した。
首相、沖縄訪問に強い意欲
菅首相は先月11月14日に
沖縄の皆さんに私の思いをしっかり伝える機会をつくりたい
と述べ、沖縄知事選後にも沖縄を訪問する考えを表明していた。
仲井真知事が再選後、12月2日に首相官邸を訪れた際も
私自身が目で見て、耳で聞いて、感じさせていただきたい
と、早期の訪問実現に強い意欲を見せていた。
普天間基地の移設問題については、11月13日の日米首脳会談で、首相自身で、県内移設を明記した日米合意を履行する考えを、オバマ米大統領に示しいる。
一方、「県外移設」を公約に掲げ再選した仲井真知事や、移設先とされる、名護市の住民の根強い反発などから、移設問題解決へのめどはたっていない。
このような情勢下で、具体的な解決策もないまま、沖縄を訪問することに対し、政権批判が集まると懸念する声もあったが、菅首相は「最大の課題に取り組む」と、沖縄訪問に対して、強い意欲と前向きな姿勢を崩さなかった。
asahi.com「首相、12月半ばにも沖縄訪問 13日に最終調整」
http://www.asahi.com/politics/update/1209/TKY201012090196.html?ref=rss