首相みずから支援の現場を視察
菅直人首相は、緊急雇用対策本部貧困・困窮者支援チーム事務局長を務める、湯浅誠内閣府参与らとともに、都内のコンビニやハローワークを視察、困窮者生活支援と就職支援の現状について確認した。
今回の視察は、厚生労働省と各都道府県労働局及び、ハローワークで進める「住居・生活困窮者応援プロジェクト」における広報活動の状況と、新卒者の就職支援の状況を視察することが目的だ。
「住居・生活困窮者応援プロジェクト」では、全国のネットカフェやコンビニエンスストアに、生活・住宅支援及び、就職あっせんについて、全国のハローワークへの相談や支援を呼びかけるチラシを設置している。
ハローワーク利用者らと意見交換
菅首相と湯浅内閣府参与はまず、新宿区のコンビニエンスストア「サークルKサンクス西新宿国際通り店」と、ネットカフェ「マンガ・ネット館」を訪れ、同プロジェクトのチラシの設置状況を視察、コンビニ店長らに
こういう形で(支援策を)伝えてもらえると、ものすごく助かる
と感謝の言葉を送った。
続いて、菅首相と湯浅内閣府参与は、細川律夫厚生労働大臣、小宮山洋子同副大臣、小林正夫同政務官とともに、近隣の東京キャリアアップハローワークを訪問、同ハローワーク利用者らに声をかけながら、職業相談や就職支援セミナーの現場を視察した。
視察後、菅首相は、ハローワーク利用者や支援者らと車座で座談会を行い、就職現場の厳しい現状や、ハローワークをいかに活用するかについて話しあった。
特に、新卒者らの、就職活動にともなう精神的な疲労への、メンタルケアや支援体制の必要性と、就職情報の入手先が、企業のウェブサイトに偏っている現状に対して、ハローワークがいかに企業と新卒者の架け橋になるかについて、積極的な意見交換がなされた。
さらに、政府の取組みである、新卒者の就職を支援するジョブサポーターの倍増によって、ハローワークからの就職事例などの成果も確認
それぞれ社会に出るスタートの所で若い人が夢を持って社会に出られるように我々も頑張る
とエールを送り、座談会を締めくくった。
民主党「菅総理、困窮者生活支援と新卒者就職支援でハローワークなどを視察。現場の声に耳を傾ける」
http://www.dpj.or.jp/news/?num=19476民主党「菅菅総理、ハローワーク視察後にジョブサポーターの増員で新卒者就職対策の成果を語るる」
http://www.dpj.or.jp/news/?num=19477時事ドットコム「菅首相、ハローワークを視察」
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