グーグル、グルーポンの買収は破談に終わる
12月1日、「グーグル、クーポン共同購入サイト『Groupon(グルーポン)』の買収へ。買収額50億~60億ドル(約4100億~5000億円)か」という驚くべきニュースが発表されたが、その2日後、交渉は破断したと米メディアが報じた。グーグルの提示額は、過去の買収案件として最高額であったが、グルーポン株主の一部が身売りに反対したという。
グルーポンは独立路線へ
このニュースは、米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)などが関係者の話として報じたもので、それによると、グーグルとグルーポンはかなり深いところで交渉を進めていたが、グルーポンへ出資している一部の株主が新規株式公開(IPO)を目指すべきだと主張。グーグルへの身売りに反対した。
この交渉決裂により、グルーポンが独立路線を維持し、将来の株式公開を目指すこととなった。グーグルはグルーポン買収で地域密着型の広告事業を強化する狙いがあったとみられる。
グルーポンにとっても、大きなメリットがあったはずの今回の買収だったが、その大きな買収額を拒否してまでも、グルーポンは独自の展開を目指していくこととなった。今後、グルーポンがどのようにビジネス展開をしていくか、注目していきたい。
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http://www.google.comGroupon(グルーポン)
http://www.groupon.com/