ベルナール・ビュフェが見た「日本」
20世紀のフランス具象絵画を代表する画家、ベルナール・ビュフェ。その作品は、現代を生きる人間の孤独な内面を描き出したかのような、モノトーン調の色彩と物憂げな表情の人物像で、見るものを魅了します。そんなビュッフェは、生前、日本を心の故郷としていました。
東京都千代田区のニューオータニ美術館では「ベルナール・ビュフェのまなざし フランスと日本」と題した企画展を、3月19日(土)から5月29日(日) まで開催します。ビュフェが描いた、日本ゆかりの絵画26点を展示し、ビュフェの視点から見た日本について考えます。
初代館長・大谷米一氏が直接依頼した作品も
この展覧会は、ニューオータニ美術館開館20周年を記念した「大谷コレクション」にちなんだ4つの展覧会の1つです。ビュッフェ所蔵において、国内最大規模の2000点を所蔵数をほこる、静岡県のベルナール・ビュッフェ美術館からの出品作品に加え、ニューオータニ美術館の初代館長・大谷米一氏がビッフェに直接依頼した作品も含め、26点を展示します。
ビッフェならではの“寂しさ”と“やさしさ”が同居した、モノクロームの色調で描かれた、日本の風景、風物、人物たち。「東京の高速道路」(1980-81)や「睨み合い(大乃國)」(1987)など、画家の視点から見た日本を追体験する展覧会となっています。
「ベルナール・ビュフェのまなざし フランスと日本」
ニューオータニ美術館
東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート6F(ロビィ階)
03-3221-4111
開催期間/3月19日(土)~5月29日(日)
開館時間/10:00~18:00
※入館は17:30まで
休館日/月曜日
※3/21は開館、3/22は休館
料金/800円
※ホテル宿泊者は無料
「ベルナール・ビュフェのまなざし フランスと日本」
http://www.newotani.co.jp/group/museum/exhibition/201103_buffet/index.html