ボストン美術館秘蔵の浮世絵名品が来日
浮世絵の“三大絵師”といえば、清長、歌麿、写楽。いずれの画家の作品も、われわれ日本人だけではなく、世界中の美術ファンの心をとらえてやみません。
そんな、浮世絵の傑作を、国外で特に多く所蔵しているのが、アメリカのボストン美術館です。神戸に始まり、日本各地を好評巡回中の『特別展 ボストン美術館 浮世絵名品展 錦絵の黄金時代 -清長、歌麿、写楽』が、いよいよ東京の山種美術館で2月26日(土)から4月17日(日)まで開催されます。
清長、歌麿、写楽など、保存状態が良好な錦絵の傑作が多数
ボストン美術館の浮世絵版画は、保存状態に優れ、浮世絵が本来もつ、艶やかさ・鮮やかさをあますことなく伝えます。今回の展覧会では「錦絵黄金時代」と呼ばれる天明・寛政期の錦絵に的を絞り、清長、歌麿、写楽をはじめ、ボストン美術館秘蔵の秘蔵の名品を多数展示します。
この展覧会は、「鳥居清長」、「喜多川歌麿」、「東洲斎写楽」そして「黄金期の三大絵師をとりまく大家たち」と「ボストン美術館と浮世絵」の5つ章にわけ展示。どの作品も、江戸の繁栄とともに花開した町人文化を象徴するかのように、生命力にあふれています。ボストン美術館の規定で、本展出品作品は5年間は外に出ませんので、この機会をお見逃しなく。
『特別展 ボストン美術館 浮世絵名品展 錦絵の黄金時代 -清長、歌麿、写楽』
山種美術館
東京都渋谷区広尾3-12-36
03-5777-8600 (ハローダイヤル)
開催期間/2月26日(土)~4月17日(日)
開館時間/10:00~17:00
※金曜日は19:00まで開館
※入館は閉館の30分前まで
休館日/月曜日
※3/21は開館、翌3/22は休館
料金/1300円
『特別展 ボストン美術館 浮世絵名品展 錦絵の黄金時代 -清長、歌麿、写楽』公式サイト
http://ukiyoe.exhn.jp/index.html日本画の専門美術館「山種美術館」
http://www.yamatane-museum.or.jp/