バレンタイン直前キャンペーンで大失敗
米クーポン共同購入サイト最大手であるグルーポンは2月9日から3日間、生花販売チェーンサイトの老舗であるFTD.comと共同でバレンタインデー前の“花束大特価クーポンキャンペーン”を実施したが、これが大失敗に終わったことが
ClickZの報道で明らかになった。
購入者激怒の真相とは
このクーポンは、40ドル分の花を20ドルで購入できるというものだったが、FTD.comで通常10%オフで購入できる花が、グルーポン経由のリンクで購入すると10%オフにならなくなるという仕組みになっていたため、クーポン購入者らが激怒した。この問題は、オンラインフォーラム上で一気に炎上し、大トラブルとなってしまったという。
米グルーポンとFTD.comは購入者からのクレームに対応し、グルーポン経由で購入した際も10%オフになるよう訂正したものの、購入者の怒りは収まらなかった。米グルーポンは、サイト上で顧客当てに謝罪文を掲載し、払い戻しに応じることに。米グルーポンでは、つい先日も全米1億人が視聴するというスーパーボウルのCMにおいて、チベット問題を外食クーポンに絡め宣伝に利用し、批判されたばかりだ。こういったトラブルが続くと、顧客からの信頼はなかなか取り戻せなくなる。今後どのようなサービスで信頼回復を図っていくか、注目したい。
米グルーポン
http://www.groupon.com/ClickZ
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