「値切り文化」が根付く中国での“共同購入”人気
米CNN(電子版)は2011年1月27日、「中国で最近流行っているもの:共同購入」と題した記事を掲載した。
日本でも共同購入クーポンサイトは乱立状態にあるが、中国の爆発的な人気は日本をしのいでいる。昨年3月、中国国内にサイトが登場してから、わずか9ヶ月でサイト数は1000を超えたという。
中国で受け入れられる“共同購入”というやり方
米国で始まった本家本元のグルーポンはまだ中国上陸を果たしていないが、1000を超えるグルーポン系サイトが同じようなサービスを提供し、1億4000万人にも上るユーザーが買い物を楽しんでいるという。
中国人にとって、この“共同購入”という買い物の仕方は受け入れやすかったようだ。業界関係者が語るように、中国には値切りの文化が根付いており、1人では値切れないものが大勢だと大幅に値切ることが出来るというところが人気の要因だという。今では自動車や家具、不動産といった普通なら考えられないような商品が販売されている。
「割引券の世代」と呼ばれる中国の若者たちも“共同購入”に夢中だという。毎日長時間パソコンの前で割引商品を物色する若者もいる。中国の“共同購入”において驚きなのが、商品ラインナップと値引きだ。昨年10月に販売された高級外車「アウディ」は4人が共同購入し、1500ドル以上安くなった。
日本とは違い、「値切り文化」を背景にもつ中国において、同サービスがどのように発展していくのか注目していきたい。
米CNN
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