少女の角膜で視力回復
1月8日、米アリゾナ州トゥーソンのスーパーマーケット前で、男が銃を乱射し、連邦判事と9歳の少女を含む6人が死亡、ガブリエル・ギフォーズ下院議員を含む12人が負傷する事件が起こった。
死亡した小学校3年生のクリスティーナ・グリーンさんの角膜が米国内の2人の子供に移植され手術が成功し、それぞれの視力を救った。グリーンさんの父親が17日、AP通信に明らかにした。
※画像はイメージ
娘を誇りに思う
両親は他の臓器の提供も申し出ていたが、個人情報保護のため、また、遺体の損傷も激しかったため、実際に移植されたかどうかは分からないという。
父親のジョンさんは
「短い人生だったが、世の中の役に立ったと思いたい。娘を誇りに思う」
と語った。
9歳で亡くなったグリーンさんは米中枢同時多発テロが起きた2001年9月11日に生まれ。米のメディアでは、少女の角膜が2人の子供を救ったことを繰り返し伝えている。

AP通信(英語)
http://www.ap.org/