連絡手段絶たれる
未曾有の大地震にみまわれ、いまだ行方不明者が多数おり、膨大な人数の方々が避難所生活をしています。本災害で、大きな問題となったのは、連絡方法がなくなってしまったことです。これは被災地だけでなく、東京でも同じでしたが携帯電話がつながらなかったのです。メールも電話もだめでした。
衛星で支援
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と情報通信研究機構(NICT)は、災害対策支援として超高速インターネット衛星「きずな」を使って、ブロードバンド環境を構築しました。連絡手段がなく、救助や支援がままならない状況だったものが改善されるでしょう。
連絡手段構築
NICTによって、宮城県気仙沼市の消防本部と東京消防庁本庁作戦室の間のハイビジョンTV会議とファイル転送が可能に、JAXAによって、岩手県庁災害対策本部と釜石市の岩手県沿岸広域振興局(現地対策本部)と筑波宇宙センターの3地点間のハイビジョンTV会議、インターネット接続、IP電話、無線LANが可能になりました。
JAXA プレスリリース3月17日
http://www.satnavi.jaxa.jp/project/winds/news/2011/110317.htmlNICT
http://www.nict.go.jp/