江戸時代に描かれた“人物像”
江戸時代の絵画、浮世絵や錦絵などで、最も多く描かれたのは「人物像」です。一口に「人物像」といっても、美人画や、歴史上の英雄、仙人や、妖怪まで、さまざまなモチーフが描れ、江戸絵画ならではの多様な魅力を生み出しました。
東京の府中市美術館は、江戸時代の“人物画”をテーマにした企画展「江戸の人物画 姿の美、力、奇 」を3月19日(土)から5月8日(日)まで開催します。描かれた「人のかたち」にテーマを絞り、人を描くことの意味について考えます。
重要文化財3点を含む、99点を展示
この展覧会では、江戸時代の絵画から“人物画”を中心に展示。をさまざまな描かれ方をする「人のかたち」を通して、その美しさや魅力、そして「人物の描く」意味について考えます。その題材は、美人画にはじまり、『三国志』の英雄たちや、妖怪、仙人など実に多彩です。
今、話題の伊藤若冲や、長沢蘆雪などの“奇想の画家”をはじめ、狩野派、浮世絵、文人画、やまと絵、洋画風まで、江戸風俗画の傑作『舞踊図』など重要文化財3点を含む、前期56点、後期52点の合計99点の作品を展示。江戸絵画の“神髄”ともいえる、人物画の魅力に迫ります。
「江戸の人物画 姿の美、力、奇 」
府中市美術館
東京都府中市浅間町1-3(都立府中の森公園内)
042-336-3371
開催期間/
前期:3月19日(土)~4月17日(日)まで
後期:4月19日(火)~5月8日(日)まで
開館時間/10:00~17:00
※入場は16:30まで
休館日/月曜日、3月22日(火)、5月6日(金)
※3月21日は開館
料金/600円
江戸の人物画 姿の美、力、奇 府中市美術館 府中市ホームページ
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/jinbutsu/index.html