日本の現代ガラス工芸、第一人者
東京・千代田区の東京国立近代美術館工芸館では、日本を代表する、世界的な現代ガラス工芸作家・高橋禎彦氏の回顧展「ガラス★高橋禎彦展」を、3月1日(火)から5月8日(日)まで好評開催中です。
ガラスとえば、「固く」て「われる」のが一般的なイメージですが、高橋の作品はふっくるらとした、やわらかいフォルムが特徴。まるで、風船のごとく浮き上がりそうな作品をたちは、見ているだけでウキウキします。
押したらやらかそうな“ガラス”
高橋禎彦氏は、多摩美術大学を卒業後、ドイツ・ラインバッハでその技術を磨いた、現代を代表するガラス作家です。その作風は、軽く押すだけで変形しそうな、ふっくらとした柔らかいフォルムが特徴です。熱いガラスにまるで“命を吹き込む”かのような高橋氏の技術に、誰もがおどろくでしょう。
既存の価値観にとらわれない、斬新な感性と、その卓越した表現力から生み出されるフォルムは、見るものの心を楽しく、そして豊かにさせます。今回の展覧会では、1980年代から最新の作品までを一堂に展示。工芸展の枠をこえた展覧会となっています。
「ガラス★高橋禎彦展」
東京国立近代美術館工芸館
東京都千代田区北の丸公園1-1
03-5777-8600(ハローダイヤル)
開催期間/3月1日(火)~5月8日(日)
開館時間/10:00-17:00
※入館は閉館30分前まで
休館日/月曜日、3月22日(火)
※3月21日、3月28日、4月4日、5月2日は開館
料金/200円
展覧会情報 ガラス★高橋禎彦展
http://www.momat.go.jp/CG/takahashi2011/