小樽商大と生活協同組合コープさっぽろ、および北翔大(江別)の3者は、赤平市と連携し、同市内の60歳以上を対象としての”健康向上事業”を、この25日から始めるという。
21日の北海道新聞が報じている。
産学官連携での新しいビジネスモデルに注目!
同紙によると、コープさっぽろが同市内で運行している無料買い物バスを高齢者らの送迎に利用し、両大学と市が体力測定会や運動教室などを行うとのこと。
同市では、人口約1万3千人のうち60歳以上が約6千人と高齢者の割合が高いことから、元気な高齢者を増やすことで医療費を抑制するとともに、過疎地域の活性化につなげたいという思いが合致したもの。
樽商大とコープさっぽろは、2008年の秋から少子高齢化などの社会課題に対するソーシャル・ビジネスの共同研究をスタートさせてきており、今回の事業はその一環になる。
同市は、市財政の厳しい中での同事業開始は大歓迎でもある。
こうした産学官連携での新しいビジネスモデルの今後の進展に注目したい。
北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/小樽商大
http://www.otaru-uc.ac.jp/コープさっぽろ
http://www.coop-sapporo.or.jp/