イラ菅抑えた甲斐があった？世論調査結果

8月6日から8日に読売新聞が全国世論調査を行い、菅首相が民主党代表選挙で再選されることに対する賛否を問いました。結果は57％と過半数以上が賛成で、反対派30％にとどまりました。

民主党支持層では87％が賛成したのは、当然ですが、興味深いのは、自民支持層および無党派層でも46％、菅内閣を支持しない人でも32％が賛成と答えたことです。民主党を支持するわけではないのに、現内閣には賛成の立場という複雑な構図になっています。

反対した人に、次期総裁としてふさわしい人物を挙げてもらったところ、原口総務相22％、海江田万里衆院財務金融委員長12％、小沢一郎前幹事長9％で、「いない」は37％でした。歴代の民主党党首が入っていません。
全体的にみて、菅首相を全面的に支持するわけではないけれど、これまでも既に頻繁に首相が変わり、ネット選挙解禁断念にみられるように、政策の停滞がみられ、さらに海外からも批判されている現状では、首相がまた変わることを回避したい国民の思いが反映された結果といえます。首相が変わるくらいなら、とりあえず大きな失策をまだしていない現内閣をこのまま維持し、山積みになっている景気対策、社会保障制度改革などの問題を早く解決してほしいという国民の思いは実現するでしょうか。



yahoo ニュース　首相続投賛成５７％、支持上昇４４％…読売調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100809-00000727-yom-pol