見直しを求めるのは当事者の中学生
鹿児島県の南部、奄美郡島の中学校。男子生徒は校則で髪は「丸刈り」と決められている。毎日新聞が報じたところによると、その校則を見直す声が高まっているという。
中学生といえば最も多感な時期。一番見直してほしいのは当事者である男子生徒だろう。丸刈りの校則がある中学校の2年生は、
「修学旅行で九州に行った時、同年代の子に笑われている感じがした。イヤな気分だった」
と、自分の髪型の不満を口にしている。
大部分の中学校が長髪を認め始めている
現在、奄美群島の中学校53校中、29校が長髪を認めている。一方で「中学生らしい」と容認する声が根強いのも事実。そんななか生徒会が中心になって、校則を基にした服装チェックを繰り返した。自由化を認めてもらうために自主的に実施しているという。
校則という規則の中で
「丸刈り」といえば高校球児のイメージが根強いが高野連(日本高等学校野球連盟)は「丸刈り」の強制はしていないという。最近では強豪校の自由な髪型も目立ってきている。
校則は集団生活を送る上で重要な規則だが、髪型に関しては「自由」なのが時代の流れといえそうだ。
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