長野県の千曲市で「棚田貸します制度」(棚田オーナー制度)のオーナー募集が10月1日から始まっている。
景観を保存し、地域活性化を図る
「棚田貸します制度」は、姨捨(おばすて)棚田を保存し景観を守り続け、また都市と農村の交流を深め地域活性化を図ろうという目的を持つもので、市が棚田を地権者から借り、募集した会員に貸付を行っている。
「体験コース」と「保全コース」の2コースを用意
会員は田植え、草刈り、稲刈り、脱穀の各行事に参加し収穫したお米を持ち帰る「体験コース」と、農作業等は自由参加で棚田保全活動の支援を行い、収穫物のみ受け取る「保全コース」の2コースが設けられている。また、どちらも1年か3年のコースの選択ができる。
国指定名勝・棚田百選の名月の里
姨捨棚田は、国の名勝に指定され、棚田百選や国の重要文化的景観にも選ばれた美しい光景が広がる土地で、名月の里としても知られる場所だ。
名月の里・おばすて「棚田貸します制度」
千曲市オフィシャルウェブサイトより
http://www.city.chikuma.nagano.jp/app/b-keizai/k-nourin/20060705110710588.html