さつまも婚活に参入!
鹿児島県の南さつま市(本坊輝雄:ほんぼうてるお市長)が婚活支援の「南さつま市花婿・花嫁きもいりどん事業」に乗り出した。先月30日に同市役所で「きもいりどん倶楽部」を発足し、同倶楽部の世話役“きもいりどん”に、市内の地区公民館や事業所などから推薦された24名が任命された。
同市の50歳時の未婚率は、男性が22.6%、女性が8.5%と周辺の自治体よりも高い傾向にあり(2005年の国勢調査)、今回の事業は少子化や地域活性化対策の一環として行われる。行政が婚活支援事業を実施するのは全国的にも珍しく、同市は結婚希望者の掘り起こしに努めたいとしている。
“きもいりどん”って?
鹿児島弁で“仲人”の意味を持つ“きもいりどん”の委嘱を受けた24名は、結婚希望者に相手を見つけ、両者を引き合わせるなど、世話役となって出会いの機会を提供する。
希望者が“きもいりどん”に相談し、「縁結びの会」の会員になると、申込の際に作成した、名前や自己PR、相手に対する希望などのプロフィールをもとに、2カ月に1度“きもいりどん”同士が情報を交換し、見合った男女を引き合わせる。
入会の対象は、近隣の市を含む南さつま地域に居住あるいは勤務している、結婚後は同地域に居住を希望する者。登録した情報は、同市の子ども応援室が管理していき、市では今後、個人情報の取り扱いに関すたる研修も行っていく予定だ。
南さつま市南日本新聞