衝突した中国人船長保釈決定を「腰砕け」と批判
沖縄県の尖閣諸島沖で巡視船と中国国籍の漁船が衝突した事件で、那覇地検が逮捕された中国人船長を処分保留のまま保釈する決定したとの報道を受けて、自民党の谷垣総裁が政府の対応を批判しました。
自民党によると
政府は『国内法に基づき粛々と処理する』と言ってきた。今度の処理は腑に落ちない。腰砕けとの反応が(国内外から)出てくるのではないか
と、政府の外交姿勢を腰砕けではないかと指摘しました。
通常では検察が国際関係を考慮した決定を行うことはなく、今回の事件で検察が日中関係を考慮しての決定と発言した裏には、政府の意志が介入していたことを示唆しているとの指摘もあります。
領土問題について、強制送還という処置を取らず逮捕という選択肢を選んだ場合、対外関係が非常にナーバスになるのは明白で、政府には断固たる姿勢が必要となります。逮捕、即保釈では腰砕けと批判されるのは当然の結果といえるでしょう。
自民党「「腑に落ちない」谷垣禎一総裁 中国船長の保釈決定を受け 」
http://www.jimin.jp/jimin/daily/10_09/24/220924a.shtml