iPhoneの所有率は少なめ、でも所有したい人半数
【iPhone】を使う主なユーザーといえば、それなりに所得があるビジネスマン、ビジネスウーマンというイメージが強い。では、主に夫の収入で働く主婦たちにとって【iPhone】は“高値の花”なのだろうか、その実態を紹介する記事が『マイコミジャーナル』に掲載された。
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Lee J Haywood's photostream* 画像はイメージです
記事では、働くママたちのポータルサイト「キャリア・マム」が実施した「持ってる? 使ってる!? 『iPhone』アンケート」の結果を引用している。今年6月、同社のWEB会員で20代から50代の主婦325人を対象にインターネット調査した結果をまとめている。
調査結果によると、iPhoneの所有率は8%。また、半数以上の51.6%が「iPhoneを使っている人は周りにまったくいない」としており、多くの主婦にとってiPhoneはまだ遠い存在であることがわかる。
やはり、家計をやりくりする主婦たちにとって【iPhone】への敷居は高いのがわかる。だが、【iPhone】を持ちたい主婦たちは多いようだ。
・・・所有していない人のうち「使ってみたい」と答えた人は51.2%にも上った。理由を聞いたところ(複数回答)、もっとも多かったのが「モバイルPC代わりにしたい」の60.8%、次は「アプリが楽しそう」の45.1%、さらに「iPod代わりにしたい」(29.4%)、「ツイッターがやりたい」(15.7%)と続いた。
一方、【iPhone】を使おうと思わないという主婦たちも。例えば「今のキャリアで満足」(39.0%)、「維持費が高そう」(36.3%)など。だが中には「幼稚園ママが使っていて、マネしていると思われそう」、「皆が持っていないから持ちたくない」という回答も。ママ仲間、女性同士の関係はやはりなかなか難しそう。
1位は「クックパッド」、主婦らしいチョイスも
そしてすでに【iPhone】を利用している主婦たちのお気に入りのアプリはというと、レシピのコミュニティサイト「クックパッド」だった。
その他、ツイッター関連、「mixi」、「YouTube」、「Amason」などが上がっていたが、これらはおそらく他のユーザーと変わらないはず。一方で、「赤ちゃんなきやみ音」、「家計簿」なども上がっており、こちらは主婦ならではの選択といえそうだ。
さらに、主婦たちが今後欲しいアプリは以下の通り。
1位は「健康管理」(10.8%)、2位は「語学・読書・教育」(7.7%)、 3位は「お金」(7.4%)という結果に。フリーワードには「ホームセキュリティと連動」「手相を写真で読み込んで占ってくれる」「写真を読み込んでお薬検索」「スポーツ記事のデータベース」「カロリー計算」「洋服の管理」など実にさまざまなものが見られたという。
今後も【iPhone】のユーザーは幅広く広がっていくにつれて、主婦たちが【iPhone】を普通に持つ時代もやってくるだろう。そうなると、主婦向けのアプリもどんどん充実してくるはず。家計を握る主婦たちが新たなターゲットになる日もそう遠くないかもしれない。
【minastirith 執筆】
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キャリア・マム