映像流出海上保安官が省庁から退出
沖縄県尖閣諸島沖で中国漁船と海上保安庁の巡視艇が衝突した映像を、インターネットに流出させたと供述している海上保安官が、庁舎から退出しました。
当局はこの海上保安官を逮捕しない方針で、今後も任意での事情聴取を続けるとみられています。海上保安官は弁護士を通じ以下のようにコメントしました。
YOMIURI ONLINEによると
事件を起こしたのは、政治的主張や私利私欲に基づくものではありません。多くの人に遠く離れた日本の海で起こっている出来事を見てもらい、一人ひとりが考えてほしかっただけです。今回の行動が正しいと信じておりますが、公務員のルールとしては許されないことであったと反省もしております
とコメントしています。
私利私欲ではなく多くの人に日本の海での出来事を考えて欲しかったと犯行の動機を述べ、また、公務員のルールとして許されないことを自覚しており、相当な覚悟で行った犯行であることがうかがえます。
尖閣問題の対応により内閣支持率は著しく低下しており、今後の対応いかんでは政府にとって致命傷となる可能性も否定できません。
YOMIURI ONLINE「尖閣映像流出の主任航海士逮捕せず…書類送検へ」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101115-OYT1T00725.htm?from=navlp海上保安庁
http://www.kaiho.mlit.go.jp/