東京都で試験運用
ホテルの予約や銀行での取引に加え、最近では行政手続もインターネットで家にいながら簡単にできる時代となりました。
今年は国勢調査の年ですが、1920年から始まった調査で、今回初めてインターネットでの調査が東京都全域をモデル地域として試験的に実施されました。
便利なインターネットで簡単提出?
総世帯数の629万世帯に占めるインターネット回答率は8.4%でした。家にいながらいつでも好きなときに提出できるという状況と、大都会の東京都での実施だったことも含めて考えれば、もう少し利用率が延びても良いような気がします。しかし、今回はじめての実施だったということもあり、まずまずの出だしといったところでしょうか。
都市部と島での違いもあり
IT Proの伝えるところによれば、
市区部とそれ以外の地域では、利用率に約2倍の差がついたことになる。町村部や島しょ部は高齢者世帯の比率が高いことに加えて、町村部などでの普及率が相対的に低いADSL、光ファイバー、CATVなどのブロードバンド回線の利用を条件にしたことも要因になったと推測できる。
インターネット環境次第で、利用率も変わるようです。全国規模で実施できるようにするには、まずは過疎地などのインターネット環境が整っていない場所のインフラを整えることが課題であることがわかりました。
IT Pro 5年後の国勢調査の姿は?
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20101109/353949/