目の前の小さなモニタに字幕を表示するシステム
映画館で、自分専用端末に聴覚障害者用字幕を表示する「ニコン メディアポートUP」の情報保障用の特別販売がスタートした。
ヘッドマウントディスプレイやスカウターなどと呼ばれる目の前の小さなモニター、ニコンメディアポートUP。NPOメディア・アクセス・サポートセンターでは、主に、聴覚障害者向け情報保障機器として、特別価格で販売を始めた。
毎週日曜日、東京・蒲田の映画館で上映開催中
NPOでは、毎週日曜日、東京・大田区の「テアトル蒲田」「蒲田宝塚」において、公開中の邦画やアニメに対する携帯端末を使った字幕表示を行っている。この「ニコン メディアポートUP」を購入すると、上記映画館で字幕表示端末として利用できる。
通常、視聴覚障害者が映画を楽しむには、字幕と音声ガイドが必要。だが日本では、映画などの映像コンテンツに対するアクセス保障が、欧米に比べて遅れている。今回、インターネットから携帯端末に字幕を表示させることで、ネットの環境さえあれば、日本全国どこの映画館でも情報保障が可能となる。
【価格】
*主に聴覚障害者向け特別販売(保証書に記載)
1:MEDIA PORT UP 300 29,400円
2:MEDIA PORT UP 300x 34,650円(AVケーブル2種サービス)
【minastirith 執筆】
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