鳩山首相辞任
突然の発表で、すべてを放り出した形の鳩山元首相の辞任劇でした。与野党が合意に達し、具体的な内容を詰めて、いよいよ法案成立というところまで来ていた、ネット選挙解禁でしたが、首相自らの直前における大どんでんがえしにより、一時は、今国会での成立は絶望視されていました。6月4日までに法案が成立しないと時間的に、夏の参議院選挙には間に合わなかったのです。がっかりと肩を落したネットユーザーも多くいました。
会期延長
一旦消えかけた、ネット選挙解禁への灯火ですが、今月の16日まで会期が延長されることを受けて、法案が通過する兆しが出てきました。YOMIURI ONLINEによれば、
国会が2週間程度延長されれば、インターネットを使った選挙運動を解禁する公職選挙法改正案や旧ソ連のシベリアやモンゴルに強制抑留された日本人に特別給付金を支給する法案など、与野党が今国会成立で合意していた法案は成立が見込めそうだ
野党の動向
しかし、郵政改革法案など野党が反対している法案に関しては、この会期延長により審議時間が取ることができたとしても、数々の強行採決などに反発している野党が素直に同意するとは考えられず、いくつかの法案は成立が難しいと思われます。すでに同意していたネット選挙解禁に関する公職選挙法改正案にまで反対すると言い出さなければよいのですが、そもそも、鳩山元首相の突発的辞任劇で始まった今回の混乱なので、野党による大どんでんがえしも、ないとは言い切れない状況です。果たしてネット選挙は解禁されるのか否か、どうなるのでしょう。
YOMIURI ONLINE 「ネット選挙解禁、会期延長で法案成立も」
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20100607-OYT8T00173.htm