ワクチン論争
アメリカではワクチンと自閉症の関係について疑う親がふえているようだ。
ワクチンは安全か?
アメリカではワクチンの安全性を恐れて子供にワクチンを接種させない親がふえている。
ダンラザーの報告によれば、百日咳のワクチンには恐い効果があるという。医療専門家は言う。
「ワクチンと自閉症の関係はない。それは明らかだ。 」
しかしいくつかの擁護団体と親のグループがそれに反論している。反論者グループが現在ロバートFケネディジュニアの支持にまわっている。
ワクチン擁護派は言う。
ほとんどのワクチンに水銀の防腐剤がはいっており、カリフォルニア州でワクチンから水銀の防腐剤を抜いたら自閉症にかかる率が下がったという研究者がいるが、それは関係ない、こじつけだ。
ケネディジュニア、自閉症議論に油をそそぐ
10年以上経った現在、カリフォルニアでは自閉症の発症例が下がりつづけている。これはアメリカ政府がおこなった自閉症調査の結果だ。ケネディジュニアはこの議論に油をそそいだ。
ケネディジュニアはこの症候群に名前をつけた。:ワクチンが原因でおきた自閉症をADD症候群と名づけた。
ケネディ氏は言う。:
私はワクチン接種と自閉症との関係をうたがっている。文字通り地獄のような人生を生きてきた人達がいる。私は調査をおこなって、この説を信じるようになった。チメロサールと脳障害の関係は舌をまくものがある。
チメロサールとは神経毒の水銀を含む防腐剤の名前。 小児ワクチンに含まれている。1990年代、子供たちはチメロサールのはいった小児ワクチンの接種をうけていた。そしてそれに同期して自閉症の患者が急増した。
それだけではない。改良ワクチンの接種に先だったカリフォルニア州では明らかな結果がでた。:ワクチンをかえて数年で新しく自閉症にかかるケースが減少したのだ。 しかしこれはたった1つの研究結果にすぎない。
保健当局のターニャポポヴィッチ博士は、研究結果からワクチンが自閉症の原因だと断定することはできないと主張する。 アメリカやヨーロッパでは主な医療機関はこれらのワクチンと自閉症の関連性を事実上却下している。
保健当局は、ケネディのような反論派を無視する姿勢で、親たちがワクチンの危険性を恐れて子供達に接種させないようにすることを懸念している。
CBSNews.com
A Kennedy Fuels Autism Debate
http://www.cbsnews.com/stories/2005/07/14/eveningnews/main709269.shtml