子ども手当の問題点「財源が決まっていないこと」
6月から支給される「子ども手当」に関して、生命保険の相談サイト『
みんなの生命保険アドバイザー』による調査結果が明らかになった。
その中で「子ども手当は子育て環境の安心・安定にはつながらない」が53.7%を占め、子ども手当の問題点は「財源が決まっていないこと」、また、子ども手当の使い道で支給金額増えたらその分は『娯楽費』を考える親がトップだった。
アンケートは、2010年5月17日~20日、「子ども手当に関する調査」をモバイルリサーチで実施して1,000人(男性500人、女性500人)から回答を得た。
20代の4割に見られる「先行き不安感」
調査結果を見ると、20代では4割程度が「先行き不安感」であることがわかった。というのも、子ども手当が出産の後押しになると思うと回答したのが3割以下にとどまったからだ。
中には「この制度自体がいつまで続くか不透明だから(30代男性)」、「育児環境や施設が不足しているので、出産しても育てられないから(40代女性)」、「将来の子供に負担を強いる可能性があり、生まれてくる子供たちのための支給とはならないから(30代女性)」といった声が多数を占める結果となった。
一方、9割以上が「子ども手当てに問題点あり」と回答した。「財源が決まっていないこと(67.7%)」をはじめ、「扶養控除・配偶者控除廃止が検討されていること(48.6%)」「所得制限がないこと(47.1%)」が上位にランクインした。
支給額13,000円、26,000円それぞれの使い道
そして、子ども手当が支給された場合の使い道を支給金額別に聞いたところ、支給金額にかかわらず、使い道のトップは「子供のために貯蓄(支給額13,000円では「55.1%」、支給額26,000円では「59.9%」)」だった。
支給金額別だと、支給金額が26,000円の場合は「旅行やレジャーなど娯楽費(19.1%)」が支給額13,000円の場合よりも高くなっていた。
【minastirith 執筆】
パワープランニング
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