カードを知らない運転手
オークランド在住のブレッド・エッジ氏は、障害者割引用のカードを利用して公共バスに乗ろうとした際に、バス会社に15回も断られたという。
エッジ氏はthe Auckland Regional Transport Authority (Arta)が発行したコンセッションパスを保持しているが、その規定によると現金払いがマルチパス購入時には割引が得られることになっている。しかし、知能障害による言語能力の低さのために、無知なバスの運転手にそれを説明できなかったという。
障害者の意欲を踏みにじる行為
エッジ氏の母ドナさんは、息子を自立させようとバスの乗り方を教えた。26歳になるエッジ氏は無職で、毎日の楽しみはスポーツと友人に会うことだという。そして、そのために公共バスを利用しているのだ。しかし、このたび重なる運転手の拒絶により、自信を喪失しているという。
なお、何度もバス会社に苦情を申し立てたところ、謝罪がありエッジ氏にはゴールドライダーカードが進呈された。けれど、知識のない運転手はそれも拒絶したという。バス会社側は運転手教育を徹底すると前向きな姿勢を見せているが、二度とこのような事態が起こらないことを祈るばかりだ。
編集部 青空ひなた
Disabled man's bus pass rejected
http://www.nzherald.co.nz/nz/news/article.cfm?c_id=1&objectid=10647462the Auckland Regional Transport Authority 公式サイト
http://http://www.arta.co.nz/