高齢者約3億人…
65歳以上の人口が2億9千4百万人まで上昇する一方、その社会を支える労働人口が8億1千万人にまで低下…。そんな危機的な状況が2033年から2035年の間に中国に訪れるという。
2011年から2015年にかけて行われる中国の第12次「5ヵ年計画」においても、高齢化に関する問題は最優先事項として取り上げられており、社会保険制度などに関しては既存システムの再編、改造が既に着手されている。
長期戦へ突入
また2009年からは、全国の高齢者人口を対象とした戦略的調査プログラムもスタート、高齢者ケア事業の試験的実施、高齢者支援計画が続々と打ち出されるなど、中国政府は中国独自の高齢者サービス実現に向けて模索している。
世論から導き出される様々な対策を、政策決定者たちがどう具体的な政策にまとめてゆくのか。それを機能させるべく関係諸機関がどのような協力体制を作り出してゆくのか。
重要な鍵を握る年
次の5ヵ年計画での高齢化社会対策を成功させる上で、諸決定を行う2010年は中国にとって非常に重要な年となるようだ。
少子高齢化の社会構造要因を思えば、「1人っ子政策」って一体…の大きなクエスチョンが残るが、経済の勢いが乗りに乗っている現在、そのポジティブな波を高齢化対策へも持っていけるのか。
すぐに結果が出る事象ではないが、高齢化社会のリーダー日本と同様、世界No.1の高齢化人口を抱える中国、アジアの2つの国に注目が集まっている。

BEIJING REVIEW com.cn 'A Race Against Time'
http://www.bjreview.com.cn/exclusive/txt/2010-05/20/content_273610.htm