雑誌の企画で始まったプロジェクト
アメリカのGood Magazine社では地域情報にも力をいれていて、重点的に地域の話題を取り上げて論じるコーナーを持っています。そこで行われた企画に、自分の住む地域を象徴するオリジナルの旗作りがあります。
ユニークな旗が勢揃い
選りすぐった60人のデザイナーやアーティスト、イラストレーターに自分の住むところの旗を描いてもらい、それらが雑誌「Good」の中で一般公開されました。
私達自身どこに住んでいるかによって自分自身を定義しているようなところが意外にあるように思います。「住めば都」と言うように、多かれ少なかれ自分の住む地域に愛着を持っていないことはないでしょう。そんな思いを旗に込めて自由に表現してもらったというわけです。
個性的な街づくりの必要性
残念なことに、ここ数世代に渡って町づくりということはあまり問題視されてきませんでした。どこでも古い建物は壊されて近代的な同じような建築物が建てられて画一的な町づくりがされてきていました。そうなるとどこも同じでその町の良さはどんどん失われていってしまいます。
そうではなくて、もう一度自分達の住む町の良さ、らしさに注目しユニークなコミュニティ作りをしてみようというのがこの企画の目的だそうです。町への関心を持つことによって様々な問題点なども見えてくるはず。
それは、例えば景観を損ねる通りを囲むフェンスだったり、ゴミだったりと、そこに住む人々が自分の住む町についてそれぞれ気にかけることこそが、街づくりの第一歩。このプロジェクトはそんなきっかけ作りに貢献するだろうと言っています。
編集部 Yu
Good Magazine
http://www.good.is/post/the-neighborhood-flags-project/