先送り?
本年夏に行われる参議院選挙でいよいよネット選挙が日本でも可能か?と巷で話題となり、各インターネット事業者もその気で準備に乗り出しているところですが、自民党が突如、意義を唱えました。
自民党の硬化
NETIB-NEWSは、以下のように伝えています。
選挙活動へのインターネット利用解禁に関する代表者協議(座長、桜井充・民主党参院政審会長)において、自民党から「現在の国会情勢で、ネット解禁についてのみ各党の合意で進めるのは厳しい」との意見が上がっていた。
これは、5月26日午前に行われた協議においての発言です。つい昨日まで、与野党一致で、ネット選挙解禁に向け着々と準備が整っていたにもかかわらず、突然の自民党の変貌ぶりに、国民も戸惑いを覚えます。
タイムリミット迫る
6月24日が参議院選挙の公示日で、交付までに20日間必要なので、タイムリミットぎりぎりです。原因は、衆院政治倫理・公職選挙法改正特別委員会の牧野委員長(民主)が、国会議員選挙執行経費基準法改正案を強行採決したことに反発したことです。結局午後の協議において、候補者と政党に限って選挙期間中のホームページとブログの更新を認めることで最終合意に達しました。
いよいよネット選挙へ
ネット選挙を解禁すれば、若年層や無党派層の取り込みにも役立ち、自民党もその恩恵に預かり、損をするわけではなく、国民も賛否両論はあれど、新しい形式の選挙を楽しみにしています。もし、今回ネット選挙が見送りになっていたら、自民党は多くの票を失っていたことでしょう。
NETIB-NEWS 「参院選 ネット解禁に暗雲」
http://www.data-max.co.jp/2010/05/post_10039.html