首相の消費税増税発言で、混戦必至
参院選は民主党が有利、と予測する専門家が多く見受けられましたが、菅直人首相の消費税増税発言により、情勢が変わりつつあります。
報道各社の世論調査によると、内閣の支持率が10%前後急落しており、参院選の選挙予測はより複雑なものとなりました。
与党の過半数維持なるか
6日に中日新聞が行った、電話世論調査と独自の取材結果をもとにした参院選での選挙予測によると、与党は過半数を維持するのが困難との予測です。
中日新聞によると、与党は
国民新党と合わせて参院過半数(122議席)の維持に必要な56議席は獲得できない情勢だ。自民党は40台後半の議席が見込まれる。
とされ、民主党と国民新党を併せても過半数を維持できるか微妙な情勢です。
また、みんなの党の躍進も予測しており、最大で2桁の議席を獲得する可能性も示唆しています。民主党の獲得議席予想は54議席とされ、与党が過半数を維持できない場合、乱立した新党との連立が容易に想像でき、選挙後の与党には様々な選択肢が与えられています。
中日新聞「与党、過半数厳しく 本紙調査」
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010070702000144.html?ref=rank